【社会・地域】 「VUCAの時代の日本社会と地域を考える」
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国内では、少子高齢化、DXの急速な進展、気候変動・自然災害の発生、物価高や金利の上昇など、また、国際的にも、ロシアのウクライナ侵攻、緊迫の続く中東情勢、第二次トランプ政権による「アメリカ第一主義」施策の展開など、我が国の社会や地域を取り巻く環境も急速に変化し、VUCAの時代と呼ばれる予測困難な時代となりました。 このような中、私たち一人一人が変化を柔軟に受け止め、未来の社会を自立的に生きていくことが求められています。そこで、社会や地域に大きな影響を及ぼすこれら事象の現況や今後の見通しについて、幅広く考えていきます。 |
第1回 9月3日 (水) | 生成AIの社会的インパクト | |
神戸大学大学院国際文化学研究科教授 村尾 元 | ||
博士(工学)。1995年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程後期課程満期退学。神戸大学工学部助手、ミュンヘン工科大学客員研究員、厦門理工学院客員教授などを経て、2013年より現職。専門は機械学習、社会システム科学。 |
第2回 9月17日 (水) | 人々のQoLを向上させる地域づくり | |
甲南大学経済学部教授 石川 路子 | ||
甲南大学経済学部教授。地域経済学を専門とし、人々のQoLと地域資源との関連性に関する分析・研究を推進。持続可能な地域の実現に向け、ゼミ活動では地域と学生をつなぐプロジェクトを数多く企画・展開している。 |
第3回 10月1日 (水) | 災害列島・日本 ~来るべきXデーに備えて | |
小説家 高嶋 哲夫 | ||
小説家。慶應義塾大学工学部大学院修了後、核融合研究に従事。1999年『イントゥルーダー』で作家デビュー。『首都感染』『チェーン・ディザスターズ』『家族』など社会派作品、防災や国際安全保障をテーマにした作品も多く、フィクションを通じて社会の課題を提起。 |
第4回 10月8日 (水) | 世界政治の変動による エネルギー需要への影響 | |
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構エネルギー事業本部 調査部長 原田 大輔 | ||
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)調査部長。国際エネルギー政策や資源戦略を専門とし、ロシア・ウクライナ戦争の影響分析などを手掛ける。著書に「エネルギー危機の深層」(ちくま新書)。 |
第5回 10月16日 (木) | 分断を生む極端な好き嫌い (民主主義と世論) | |
関西学院大学法学部教授 善教 将大 | ||
関西学院大学法学部教授。専門は政治意識論、政治行動論。近年は投票参加や党派性の研究などに従事。主著として『大阪の選択』、『維新支持の分析』(サントリー学芸賞)など。 |
第6回 11月5日 (水) | 気候安全保障 ー 気候変動の地政学リスク | |
京都大学大学院総合生存学館教授 関山 健 | ||
京都大学大学院総合生存学館教授。国際政治経済学・国際環境政治学を専門とし、気候安全保障や米中関係の研究。財務省・外務省での政策実務経験を持つ。 |
第7回 11月26日 (水) | 日銀支店長の視点: 経済動向と兵庫経済の現状と展望 | |
日銀神戸支店長 別所 昌樹 | ||
1994 年入行、2024 年より現職。FinTech センター長(2021-24 年)として決済システムの未来に向けたプロジェクトを推進したほか、ロンドン事務所次長、金融研究所制度基盤研究課長、フランクフルト事務所員等を歴任。京大法学部卒、バージニア大法科大学院修了。 |
第8回 12月16日 (火) | 文化によるまちづくり | |
芸術文化観光専門職大学学長・劇作家 平田 オリザ | ||
1962年東京生まれ。国際基督教大学卒業。日本を代表する劇作家、演出家。大学在学中に結成した劇団「青年団」を率いて、こまばアゴラ劇場を拠点に国内外で幅広く活動する。『東京ノート』、『その河をこえて、五月』などで、数々の賞を受賞。2021年4月より現職。兵庫県豊岡市在住。 |
