【データサイエンス】-ビッグデータ、AIとその周辺を読みとく 


  情報科学技術の目覚ましい進捗は、社会のあらゆる領域に多大な影響を与えています。とりわけ、ビッグデータ、人工知能(AI)などの活用が注目を集めています。こうした技術とはどのようなものなのか、現実にどのように展開されているのか、関連諸分野を含めて学びデータサイエンスの基本的な知識や分析手法などを習得します。


 

 第1回〔9月17日(火)〕

人工知能技術の今

笹嶋 宗彦

兵庫県立大学 社会情報科学部 准教授

 近年のAIブームにより、人工知能は、テレビなどでも取り上げられることが多くなりました。本講義では、人工知能システムを支える機械学習技術とロボティクスを中心に、技術の動向と実用例を紹介します。後半では、人工知能の得意分野、苦手な分野について解説し、これから我が国が取り組むべき課題について述べます。

 

 

 第2回〔9月24日(火)〕

道具としてのAIとの付き合い方

大島 裕明

兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科・社会情報科学部 准教授

 「人工知能」なるものを、利用者としての目線からどのようにとらえたら良いのでしょうか?本講義では、まず、「人工知能」で現在実現できていることや、今後実現できるだろうことを解説します。そして、「人工知能」でやるべきこと、やらざるべきことが何なのかを見極め、今後私たちが、ある現実の問題に直面したときに、道具としての「人工知能」とどのように付き合うのがよいかを考えたいと思います。

 

 

 第3回〔10月1日(火)〕

テキスト分析の技術と応用

湯本 高行

兵庫県立大学大学院 工学研究科電子情報工学専攻 助教

 近年、テキストデータ(文章)を自動的に処理する様々なサービスが一般にも利用できるようになってきました。このようなサービスで用いられている技術について、特に人間が扱う言語(自然言語)がどのように数学的に表現され、今あるサービスがどのような数学的な問題として定式化されているかを解説します。また、テキスト分析を行うにあたっての課題についても説明します。

 

 

 第4回〔10月8日(火)〕

検索エンジンから社会をみる

山本 岳洋

兵庫県立大学 社会情報科学部 准教授

 検索エンジンを使って情報を探すことは私たちの生活の一部となっています。本講義ではまず、そんな検索エンジンがどのような仕組みで情報を探しているのかを簡単にお話します。そして、人々の大量の検索データを分析することでどんなことまで分かるのか、また、検索エンジンに頼って情報を探すことにどんな社会的リスクがあるのかなどについてお話しをし、検索エンジンとのつきあいかたについて考えます。

 

 

第5回〔10月29日(火)〕

人の動きや行動を分析する機械学習技術

 川嶋 宏彰

兵庫県立大学 社会情報科学部 教授

 カメラやセンサを用いて人の動きや行動を計測し、得られたデータを分析してその意味を認識・理解する技術が近年大きく進歩しています。本講義では、最近登場したセンサを含め様々な計測機器・測定手法について紹介するとともに、映像・画像やセンサデータの基本的な分析手法を、人工知能や機械学習技術を中心に解説するとともに、人の姿勢や表情、視線パターンを認識・理解するための応用技術についても紹介します。

 

 第6回〔11月5日(火)〕

オープンデータ利用と空間情報

川向 肇

兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科・社会情報科学部 准教授

 近年、中央省庁や都道府県などでこれまで利用・作成されてきた各種の統計データなどを含む多数のデータが、オープンデータとして幅広く公開され、空間データの利用可能性が広がってきました。さらに地理情報の利用のための無償ツールなども利用可能になっています。このような時代背景の中で、一般に利用可能なオープンデータや、各種ツール、その利用のためのノウハウの一部などを、ご紹介していきたいと考えています。

 

 

 第7回〔11月12日(火)〕

技術を支える理論の展開

玉置 卓

兵庫県立大学 社会情報科学部 准教授

 アルゴリズムとは、数学的に表現できる問題を解くための計算手順のことです。コンピュータで行われるすべての情報処理は、基本的なアルゴリズムの組合せで構成されています。AIIoTといった情報技術の動向は、アルゴリズムという基礎に支えられているのです。本講義では「世界を変えた」と言っても過言ではないアルゴリズムの例をいくつか取り上げ、解説を行います。

 

 

 第8回〔11月19日(火)〕

問題解決のためのオペレーションズ・リサーチ

東川 雄哉

兵庫県立大学 社会情報科学部 准教授

 オペレーションズ・リサーチは、社会におけるさまざまな問題に対して最適な 意思決定を与える科学的方法論についての学問です。オペレーションズ・リサーチは、政府、国際機関、企業、非営利法人など、さまざまな組織の意思決定において用いられています。本講座では、現実の問題を数学、統計学、計算機科学などを用いて捉える 数理モデリング を中心に、オペレーションズ・リサーチにおける基本的な考え方を紹介します。

 

 

第9回〔11月26日(火)〕

最適化技術の進展

藤江 哲也

兵庫県立大学 社会情報科学部 教授

 与えられた条件の下で目的関数とよばれる関数を最大化あるいは最小化する問題を最適化問題は、数多くの応用例を持ち、データサイエンスの分野においても重要な役割を演じています。本講義では、どのような最適化問題があり、どこまで解けるのか、その技術的進展を中心に紹介します。

 

 

 第10回〔12月3日(火)〕

産学協同でのデータサイエンス人材育成

笹嶋 宗彦

兵庫県立大学 社会情報科学部 准教授

 2017年から、データサイエンスを学ぶための大学学部やコースが急増しており、一方で政府は、先端IT人材育成の必要性を訴えています。ここで求められている先端IT人材には、データを分析する力だけではなく、社会の実際の課題を解決する能力が求められており、その育成には大学と産業界の連携が必須であると言えます。データサイエンティストが備えるべき資質とは何か?さらに、その育成のために必要なカリキュラムは何か?最新の動向と合わせて、兵庫県立大学で始まった社会情報科学部の産学連携の教育を紹介します。

 

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