【国際理解】「トランプ2.0と向き合う世界」
激しい米中対立、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ地区侵攻、そしてグローバル・サウスの台頭など、国際情勢の流動化が進むなか、米国に再びトランプ政権が誕生し、1期目以上に前政権と異なる独自の方針で、摩擦を伴う施策を推進しています。
こうした米国の動きを受けて、日本をはじめ世界各国において対応が迫られており、世界の動きや各国の現状や対応を見ていくとともに、日本の取るべき道についても考えていきます。
第1回 9月5日 (金) | ウクライナ戦争と揺らぐ国際秩序 | |
英国王立防衛安全保障研究所日本特別代表 秋元 千明 | ||
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)日本特別代表。専門は国際安全保障、NHK解説委員を経て現職。日英安全保障協力の促進に尽力し、国際的な戦略コミュニティーで活躍。早稲田大学ヨーロッパ文明史研究所招聘研究員を兼任。 |
第2回 9月26日 (金) | トランプアメリカの行方 | |
同志社大学法学部教授 村田 晃嗣 | ||
博士(政治学)神戸大学。同志社大学法学部教授(アメリカ外交、安全保障研究)。同大学法学部長、学長を歴任。防衛省参与(2019-20年)。日本放送協会(NHK)経営委員会委員(2018-25)。著書に「トランプvsバイデン」PHP新書など多数。サントリー学芸賞、吉田茂賞を受賞。 |
第3回 10月10日 (金) | 習近平時代の中国情勢と今後 | |
関西学院大学総合政策学部教授 井上 一郎 | ||
関西学院大学総合政策学部教授。中国政治外交を研究。外務省を経て、米国タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修了(国際関係論)。主要論文として「グローバル化時代の中国外交部」『アジア研究』64巻4号など。 |
第4回 10月24日 (金) | 混迷の中東情勢を読み解く | |
明治学院大学法学部准教授 溝渕 正季 | ||
明治学院大学法学部准教授。中東地域研究・国際安全保障論を専門とし、国際政治の視点から中東の紛争や軍事問題を研究。近著に『アメリカの中東戦略:交錯する覇権と抵抗の論理』(慶應義塾大学出版会、2025年)など。 |
第5回 10月29日 (水) | ロシア情勢と今後 | |
筑波大学名誉教授 中村 逸郎 | ||
1956年島根県生まれ、1987年学習院大学大学院博士後期課程単位取得退学、博士(政治学)、モスクワ国立大学とロシア連邦科学アカデミーに留学、島根県立大学助教授を経て、2001年筑波大学社会科学系助教授、07年人文社会系教授、国際総合学類長を経て22年定年退職。 |
第6回 11月14日 (金) | 1987年体制の終焉?: 二極化する韓国と日韓関係 | |
神戸大学大学院国際協力研究科教授 木村 幹 | ||
神戸大学大学院国際協力研究科教授。専門は朝鮮半島地域研究・比較政治学。歴史的背景から韓国の人々の考え方が如何に形成されてきたかを分析する。近著に『全斗煥』(ミネルヴァ書房)、『国立大学教授のお仕事』(ちくま新書)。 |
第7回 11月21日 (金) | 岐路に立つ世界とインド | |
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授 中溝 和弥 | ||
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科教授。民主主義は貧困と暴力を解決できるか、という関心の下、現代インド政治研究を進める。インドには通算6年間滞在し、各地でフィールド・ワークを展開してきた。 |
第8回 12月5日 (金) | ウクライナ情勢と日本、そして兵庫 | |
神戸学院大学経済学部教授 岡部 芳彦 | ||
神戸学院大学経済学部教授。博士(歴史学)、博士経済学。在神戸ウクライナ名誉領事。ウクライナ研究を専門とし、日本におけるウクライナ研究の第一人者。国際交流やウクライナとの関係強化に尽力。 |